ECサイトの集客や売上アップと成長戦略-リピーター獲得のための施策と実現方法

ECサイトの集客や売上アップと成長戦略-リピーター獲得のための施策と実現方法


新型コロナウイルスの感染拡大により、これまで拡大を続けてきたネットショッピング市場はさらなる急成長を遂げています。市場は活況を呈しているものの、その一方で国内ECショップ数が急増した結果、既にレッドオーシャン化を迎えています。ここから一歩先を行くためにはリピーターの獲得や競合との差別化戦略が必要です。

そこで今回は具体的な施策立案に役立つポイントを解説していきます。

ECショップを運営しており、さらに規模を拡大していきたいと考えている方はぜひご参考ください。

 この記事は、以下のような事業を対象としています

今回の記事内容は、ECショップ全般に当てはまるものです。特に中小規模のクラフト系ショップやオリジナルティの高い商品・趣味性のある商材などを取り扱うショップにおすすめの内容となっています。

自身が運営するショップに当てはまる方は、ぜひチェックしてみてください。

オンラインショップ市場はレッドオーシャン化

多くの企業・店舗がオンラインショップを運営する現在、市場のレッドオーシャン化はさらに加速してきています。

例えば大手ECサイトのAmazon Japanでは20219月時点で流通総額が約4兆円以上にも及んでおり、約40万店舗が運営しているのではないかと推測されています。ただし、ネットでは実体がないため実際にどれほどの店舗が稼働しているのか、イメージが付かない方も多いでしょう。

20217月時点で国内ECサイト・ネットショップの総稼働店舗数は、4187,939店舗にも上っていることが分かっています。

全国のコンビニよりも多いECサイト・オンラインショップ

ECサイトは4187,939店舗が存在していることが分かりましたが、具体的にどれほどか想像できない方も多いでしょう。

分かりやすいように全国各地にあるコンビニエンスストアの総数と比較してみます。20211月時点で、全国にあるコンビニ店舗数は56,948店でした。これはチェーンごとの数ではなく、すべてのコンビニ店舗数を合わせた合計数です。

コンビニの約73.5倍にあたる店舗がネット上に存在していることになります。

成長戦略のためには、リピーター獲得と差別化が必須

これほどまでに多くのECサイト・オンラインショップがありますが、今後もぞくぞくと新しい競合が増えていき、競争環境はさらに激化していくのではないかと予想されます。

自身が運営するECサイト・オンラインショップを激しい競争環境にも打ち勝ち、成長を遂げていくためには、リピーターの獲得や差別化戦略など、これまで以上の施策が必須となってくるでしょう。

モノ消費からコト消費へ-EC事業に求められる新しいコンテンツ・ビジネス

時代が移り変わる中で実店舗からネット上のECサイト・オンラインショップの運営へと移行してきました。

しかし、変わってきたのは店舗を運営する側だけではありません。

消費者の意識や価値観にも変化が見られるようになってきました。

例えば最近の意識調査では「モノの所有」よりも「得られる体験(コト)」にお金をかけたいと考えている方が全体の約7割にも上っています。

また、積極的にお金を使っていきたい費目も、家電製品やファッション、自動車などが横ばいなのに対し、食料品や外食、子どもの教育、交際費は増加しています。

こうした結果から、EC事業においても単にモノを販売する「物販」だけでなく、体験(コト)の販売=コンテンツの販売に注力していくべきだと言えるのです。

EC事業におけるコト=体験の提供とは

これからは「コト」を販売することが重要だとご紹介しましたが、現在ECサイトやオンラインショップを運営する中で、どのようなコトを販売すればいいのか分からない方も多いでしょう。

「コト=体験」は消費者にとって有意義なものでなくてはいけません。

例えば、以下のようなメニューが提供できます。

  • 商品の使い方や活用方法を紹介するウェビナー/オンラインセミナー
  • 作り方やアレンジ方法を紹介する動画講座 など

特に2番目の項目は手作り雑貨や手芸用品、花などを販売しているクラフト系ショップにおすすめのメニューです。

このように、ECサイト・オンラインショップでは難しいとされるコト(体験)の提供も行えるのです。

差別化戦略やリピーター獲得のメリットも

ECサイトの運営に加え、ウェビナーやオンラインセミナー、動画講座などのコトを提供するメニューを加えれば、同業種のECサイトとも大きく差別化を図ることが可能です。

また、こうしたメニューを定期的に配信することで顧客の囲い込み戦略にもつながり、リピーターの獲得が期待できます。

「コト消費」の今、ECサイトの成長戦略に欠かせない販売システムの要件

これからは従来のようにモノだけを売る物販以外にも、コト(体験)をオンライン上で提供販売していく必要があります。

モノ+コトの提供ができれば成長戦略につながることはもちろん、競合との差別化やリピーター獲得も期待できます。

そんなこれからのECサイトには欠かせない販売システムについても解説していきましょう。

物販とウェビナー・オンラインセミナー予約の一元化

従来のECサイトは「物販システム」を導入するケースがほとんどです。

しかし、同じサイト内でウェビナーやオンラインセミナーの予約を受け付けたり、デジタルコンテンツを販売したりする場合、これまでの物販システムだけでは対応も難しくなってしまいます。

そのため、新たにコトを提供するためのシステムも導入しなければいけません。

ただし、導入すると言ってもシステムが大きく異なる部分もあるため、プラスしたことで仕組みがややこしくなってしまったり、消費者の手間が増えたりすることもあります。

物販とウェビナーやオンラインセミナー予約がサイト内で一元化させ、誰でも簡単に利用できるようシステムを組み合わせる必要があります。 

新しいECサイトのための予約・販売ソリューション「Sakurabook

物販からウェビナー予約、デジタルコンテンツの販売などをすべて1つのECサイトに集約し、一元化させるのにおすすめなのが「Sakurabook(サクラブック)」です。

Sakurabookはモノ+コトの提供によってECサイトの成長を促してくれます。

Sakurabookなら物販も予約も配信もすべて一元化

例えば美容院のサイトにSakurabookを導入した場合、サロンでおすすめするシャンプーなどを販売しながら正しい頭皮ケア方法などが学べる有料ウェビナーを開設でき、なおかつ来店予約の受付まで一元化されます。

このように消費者が行うと予想されるカスタマージャーニーの流れを、ECサイトが一切邪魔をせずスムーズに展開・サポートできるのです。

他にも提供するサービスを一元化させることで、サイトの管理・運用に掛かっていた手間やコストも大幅に削減できます。業務の効率化を図りたい方にとっても有益なシステムです。

Sakurabookを活用した、新しいEC事業の展開例

SakurabookEC事業に導入すると、具体的にどのような事業展開ができるのでしょうか?2つの展開例をご紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

クラフト雑貨ECサイトの例

クラフト雑貨を取り扱うECサイトであれば、手作りキットを販売して作り方・使い方を解説するオンライン講習会が行えます。手作りキットという「モノ」と、実際に講習会で得た知識を活かす「コト」の両方を消費者へ提供することが可能です。

また、さらに高度な技術を学びたい方向けには、有料のオンラインセミナーなども展開できます。

ヘルスケア用品ECサイトの例

ヘルスケアを取り扱うECサイトなら、従来から販売している商品の活用方法から日常生活にどう取り入れるかなどを解説した動画コンテンツを配信できます。

さらに有料のオンラインカウンセリングをサイト上で開設すれば、消費者は自宅に居ながらヘルスケアに関連する不安・悩みを解消でき、物販へつなげることも可能です。

特に近年は健康に気を遣う方も増えているものの、ネット上には不確かな情報が錯綜する傾向にあるため、ヘルスケアに関する正しい知識の提供は大きな需要を生み出す可能性が高いです。 

「モノ」も「コト」も商材化できる

これまでもEC事業でいち早くコト消費に注目し、ウェビナーやオンラインセミナーを提供する企業・ショップは存在していました。しかし、従来の配信ツールには予約・決済システムが不十分というデメリットがあります。

例えばウェビナーやオンラインセミナーに参加するには住所の入力は必要ありませんが、物販システムには商品を配送するために住所を入力する必要があります。最初は物販ではなくウェビナーやオンラインセミナーだけ利用したい方も、場合によっては登録のために住所入力が必要となり、面倒さやハードルの高さを感じてしまう可能性もあるでしょう。

Sakurabookなら従来の配信ツールにおける弱点だった予約・決済システムも導入でき、スムーズな利用が可能となります。

ウェビナーやオンラインセミナーの受講後、そのままサイト内で商品を購入できたり来店予約を入れたりできます。こうした連続的事業展開を可能としていることが、Sakurabookにおける大きな強みです。

まとめ

今回はEC事業の成長戦略とリピーター獲得のための施策や実現方法などをご紹介してきました。

EC事業は現時点で既にレッドオーシャン化しており、サイトが成長していくためには差別化戦略・リピーター獲得が必要です。これらをクリアしていくためにも消費者の約7割が持つ「コト=体験」の需要にも応えることが重要となってきます。

サイト内に物販システムだけでなく、デジタルコンテンツやウェビナー、オンライン講座などのコトを提供できるシステムも加えれば多くの消費者をリピーターにできる可能性が高いです。

ただし、従来のシステムをそのまま活用しても上手く導入できない場合があります。

Sakurabookは多岐にわたる業種のEC事業をサポートし、これからの成長戦略に欠かせないソリューションになっていきます。これからの消費者の需要に応えていくためにも、モノとコトを一元化して販売・管理できる「Sakurabook」を活用していきましょう。

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