今回は、Sakurabookの備える二つのモード「スペース予約」と「サービス予約」についてご紹介します。
Sakurabookは、Shopifyサイトにカレンダー予約機能を搭載できる、Shopify初の日本語対応予約アプリです。さまざまな特徴を備えていますが、今回の記事では、Sakubarookの大きなポイントである、「スペース予約」と「サービス予約」についてご紹介します。
Sakubarookは、「スペース予約」と「サービス予約」という、二つの異なるシステムを持っています。この「スペース予約」と「サービス予約」、どちらを利用するかは、Sakubarookをインストールする段階で選択して頂く必要があり、運用中に切り替えることはできません。どちらを利用するか、事前に検討の上、選択して頂くことを推奨します。
Sakurabookのインストール後、「スペース予約」と「サービス予約」を選択
まず、Sakurabookのインストールを行います。インストールは、Shopifyアプリストアより行うことができます。
▼Sakurabook - Shopifyアプリストア
https://apps.shopify.com/sakurabook
Sakurabookのインストールとアプリの初期設定までの流れは、以下のYoutube動画にてご紹介しています。
この初期設定までのステップで、「スペース予約」と「サービス予約」の、どちらかを選んで頂くことになります。
冒頭ご説明した通り、「スペース予約」と「サービス予約」は、運用中に切り替えることはできないため、どちらを利用するか、慎重に検討して下さい。
Sakurabookのスペース予約の機能と特徴
Sakurabookのスペース予約は、レンタルスペース、貸しオフィス、貸会議室や、スタッフの指名予約を必要としない店舗などの予約に適したバージョンです。原則的には、お客様が「この【場所】を利用したい」と考えて予約する事業は、スペース予約が適していると言って良いでしょう。
Sakurabookの基本的な機能である、分単位からの柔軟な時間指定予約や、利用時間×単価での料金計算、準備時間の設定などが利用できますが、スタッフ指名予約の機能はありません。
個々人のスタッフを登録して指名予約を受ける必要がない場合、スペース予約を選択してください。
貸出施設の予約メニューを商品として登録し、Sakurabookにインポート
スペース予約では、「施設」を商品メニューとして登録し、予約受付を行うことができます。
たとえば、貸し会議室で考えてみましょう。会議室A、会議室B、会議室Cの3つがあります。
SakurabookをインストールしたShopifyに、会議室A、会議室B、会議室CをそれぞれShopifyの商品メニューに登録します。これらの商品に「Rental」というタグを設定して下さい。
準備が終わったら、「商品のインポート」ガイドに従って、これらをSakurabookにインポートします。
▼商品のインポート-Sakurabook使い方ガイド
https://sakurabook.jp/pages/document-import-product
インポートした貸出施設の詳細を設定
続いて、商品としてインポートした貸出施設の予約メニューを、さらに詳しく設定していきます。
- 追加オプションメニューの設定
- 営業時間の設定
- 受付時間の設定
- 準備時間の設定
- 貸出施設の所在地(住所)の設定
といった各種項目を設定していきます。詳細は、以下のガイドをご覧ください。
▼レンタルスペースの作成-Sakurabook使い方ガイド
https://sakurabook.jp/pages/document-create-rental-space
予約メニューを公開
Shopifyの商品ページに、先ほど登録した「会議室A」、「会議室B」、「会議室C」のページがそれぞれ既にあるはずです。これらのページに、Sakurabookの予約カレンダーを埋め込み、公開します。
以下の動画は「サービス予約」モードでの解説になりますが、スペース予約でも手順は同様です。
Sakurabookのサービス予約の機能と特徴
続いて、Sakurabookのサービス予約について解説します。サービス予約のモードは、スタッフ指名予約が行える点が、周防ペース予約との大きな違いです。
サービス予約は、「スタッフ(人)がサービスを提供する」タイプの様々な事業に適しています。たとえば、パーソナル・トレーニング、コーチング、レッスン、カウンセリング、コンサルティングなどです。お客様の目線で、「この【人】のサービスを利用したい」と考えて予約するサービスは、サービス予約のモードが適していると言えるでしょう。
こちらも、分単位からの柔軟な時間指定予約や、利用時間×単価での料金計算、準備時間の設定などが利用できます。
サービスを商品としてインポート
まずは、提供するサービスを、Shopifyの「商品」メニューとして登録します。たとえば、「カウンセリング」「マッサージ」「ネイルケア」など、提供するサービス内容です。これらの商品メニューに、「service」タグを設定して下さい。
準備が終わったら、「商品のインポート」ガイドに従って、これらをSakurabookにインポートします。
▼商品のインポート-Sakurabook使い方ガイド
https://sakurabook.jp/pages/document-import-product
スタッフを作成
続いて、これらのサービスを提供する、スタッフをSakurabookに登録します。Sakurabookの管理画面から、スタッフ登録(Add Staff)メニューより操作を行います。
ここでは、スタッフのプロフィールや、営業時間・営業日、サービスを提供する場所(店舗や施設など)の住所、Zoomミーティングの対応可否などを設定します。複数名のスタッフを登録することが可能です。
詳細は、以下のガイドをご覧ください。
▼スタッフの作成-Sakurabook使い方ガイド
https://sakurabook.jp/pages/document-create-staff
予約メニューを公開
Shopifyの商品ページに、先ほど登録したサービスのページがそれぞれ、商品ページとして既にあるはずです。これらのページに、Sakurabookの予約カレンダーを埋め込み、公開します。具体的な方法は、以下の動画の通りです。
Sakurabookのサービス予約とスペース予約の選び方
スペース予約とサービス予約は、Sakurabookのインストール時に選択し、運用中に変更することはできません。そのため、事前にどちらのモードでSakurabookを利用するか、十分に検討を行っていただく必要があります。
基本的には、スタッフ指名予約を必要としない場合は、スペース予約を選択して頂いて問題ありません。スタッフ指名予約を受けたい場合は、サービス予約をお選び下さい。
スペース予約が適した事業の例
スペース予約は、施設、部屋、場所などを貸し出す事業や、スタッフ指名予約を必要としない事業に適しています。次のような事業でSakurabookを用いる場合は、スペース予約を選択して基本的に問題ないでしょう。
- レンタルオフィス
- 貸し会議室
- イベントスペース、ホール
- 宿泊施設
- アミューズメント施設
- …等
また、スタッフによるサービスを提供しない場合や、スタッフの指名を受け付けない場合は、以下のような業種でもスペース予約が適しています。
- 飲食店
- 小売店
- スポーツ・フィットネスジム
- ヘアサロン
- 医療クリニック
- …等
サービス予約が適した事業の例
スタッフ指名予約を必要とする事業や、スタッフの手によるサービスを提供する事業でSakurabookを用いる場合は、サービス予約が適しています。
- スクール、レッスン
- カウンセリング
- マッサージ、整体、整骨
- 医療クリニック
- ヘアサロン、ネイルサロン等
- 弁護士など士業
- コンサルティング業
- …等
まとめ:「スペース予約」と「サービス予約」どちらを使うか検討を
今回は、Sakurabookのスペース予約とサービス予約について、概要をご紹介しました。どちらのモードを選択するかで、Sakurabookの機能は異なります。
スタッフ指名予約を行いたい場合はサービス予約、そうでない場合はスペース予約と考えると、基本的には大丈夫でしょう。ただし、運営中にサービス予約・スペース予約を変更することはできないため、「将来的にスタッフ指名予約も可能としたい」と考える場合は、サービス予約を選択しておいたほうが無難です。
自社の業種・業態、提供内容、お客様が「この場所を使いたい」と考えるか、「この人のサービスを受けたい」と考えるか、といった様々な観点から検討し、Sakurabookのご利用にあたっては、サービス予約・スペース予約どちらを利用するかご検討下さい。