Shopifyを運用していく上で、必要になってくるのがShopifyアプリ。
Shopifyアプリをうまく利用することで、Shopifyをさらに効果的なECサイトにすることができます。
そこで今回は、Shopifyアプリの選び方や注意点、知っておきたい基礎知識について紹介していきます。
Shopifyアプリとは?Shopifyの機能を拡張する追加プラグイン
Shopifyアプリとは、Shopifyに機能を追加するプラグインです。
Shopifyがスマホ、Shopifyアプリをスマホのアプリと考えてみましょう。
スマホでは、基本的な機能やアプリは備わっています。
しかし、搭載されている機能だけでは物足りないので、多くの人が自分の必要とするアプリをインストールします。
その結果、自分の使いやすいスマホにカスタマイズすることが可能です。
Shopifyのサイトも同じで、基本的な機能は既に搭載されています。
それに加えてShopifyアプリをインストールすることで、標準機能だけでは足りない部分を補い、自分が使いやすいECサイトに構築することができるのです。
そもそもShopifyとは?
Shopifyアプリの説明に入る前にShopifyについておさらいしておきましょう。
Shopifyとは、世界175カ国で100万ショップ以上に導入されているカナダ発のECサイトを構築できるプラットフォームです。 2017年から日本に参入し、今では国内でも徐々に認知されるようになりました。
商品登録や決済などの基本的な機能はShopifyアプリを使わなくても既に整っており、柔軟にカスタマイズできることから現在、最も注目を浴びています。
標準機能で足りない場合、Shopifyアプリで機能を追加できる
Shopifyの標準機能はECサイトを運営していく上で、必要最低限の機能しか搭載されていません。そのため、自社が販売する商品やサービスによっては、標準機能だけでは物足りなくなってしまします。
そこで登場するのがShopifyアプリです。
Shopifyアプリを活用することによって、自社に合った自由なカスタマイズをおこなうことができます。
Shopifyアプリで何ができる?
Shopifyアプリは現在、5000種類以上のアプリがあるので、様々な効果をもたらすことができます。
具体的な7つの効果を紹介します。
集客力を高める
Shopifyアプリには、集客力を高めるものも数多くあります。
たとえば、Shopifyアプリによって、Googleショッピングへ商品を掲載することができたり、SNSと連携して、SNS上から販売促進を行うことも可能です。露出度を高めることで、自社のShopifyサイトに訪問するユーザーを増やすことができます。
購買率を高める
カゴ落ちを防いだり、商品を購入する途中で離脱したユーザーに向けて商品メールを送る機能などもShopifyアプリにはあります。自社の販売する商品やサービスに応じて、適切なShopifyアプリを利用することで、訪れたユーザーに対して最大限のパフォーマンスを発揮することが可能になります。
ストアのデザインをカスタマイズする
Shopifyでは、「テーマ」などの基本機能によってある程度のデザインをカスタマイズすることができます。
しかし、さらにサイトのデザインをカスタマイズしたいのであれば、デザイン系のShopifyアプリを導入してみましょう。より高度なカスタマイズが可能になり、唯一無二のブランド力を持ったECサイトを作ることができます。
セールやキャンペーンを展開する
アプリを活用すれば、自分のShopifyサイトの中で、セールやキャンペーンを展開することも可能です。たとえば、期間限定キャンペーンを展開したり、特定カテゴリの商品だけ割引を行ったり、一部の条件を満たした顧客や会員にだけ割引を行うなど、「限定感」を出すことによって、購入率を高めることができます。
顧客満足度を高め、リピーターを獲得する
Shopifyアプリの中には、顧客体験を改善し、満足度を高めるためのアプリも、豊富に揃っています。ページの読み込み速度を早くするアプリなど、サイトの快適感を高めるものもあれば、チャットボットなど、オンライン上での接客を大きく改善できるものも。
細かい面においても様々な改善を図れるため、顧客満足度が高く、リピート率の高いECサイトを構築することが可能です。
分析・マーケティング
ユーザーのアクセス数やクリック率、滞在時間など、WEBマーケティング分析に重要なツールも、Shopifyアプリには豊富に整っています。
お客様のサイト上での行動を確認し、データを分析することで、一人一人のニーズを的確に把握することが可能になります。そうしたデータを、分析し、さらなるキャンペーン等の施策に活用するためのアプリも、Shopifyには揃っています。
工数削減・業務効率化
ECサイトは、商品の登録や請求書の発行、発送作業などの日々の業務もたくさんあります。やることが非常に多いのですが、Shopifyアプリを活用することで一部の業務を自動化することができます。工数が削減されることで、業務の効率化が可能です。
Shopifyアプリの選び方と注意点
Shopifyアプリの選び方と注意点について解説します。
必要な機能を備えているか
自社にとって必要な機能が備わっているShopifyアプリなのか、確認しましょう。
必要としないShopifyアプリを導入したところで、何の効果もありません。それどころか、サイトが重くなってしまい、顧客体験を損ねてしまう恐れもあります。
必要な機能を備えているShopifyアプリかを判断するためにも、導入する前に自社にとって必要な機能とはなにか、一度しっかりと話し合って確認しましょう。
安全性や信頼性
Shopifyアプリを導入する時には、安全で信頼できるShopifyアプリなのか、確認することが重要です。
Shopifyアプリは、公式が作ったものだけではありません。第三者が開発したアプリもあります。そのため、安易にインストールするのではなく、口コミや評価を確認して安全なアプリか判断してから導入するようにしましょう。
カスタマイズの範囲
Shopifyアプリの中には、機能が似ているアプリもあります。しかし、一見同じように見えても、カスタマイズできる範囲が若干異なったり、一部の機能が異なったりと、さまざまな違いがあります。
そのため、アプリを導入する時には「どこまでカスタマイズできるのか」「どんな機能を持っているのか」等、しっかりと確認しておきましょう。
サポート体制・保守管理
Shopifyアプリ導入後のサポート体制もしっかり構築されているか、確認しましょう。サポート体制が整っているアプリであれば、万が一エラーが発生しても、早急にアップデートしてくれるなどの対策を講じてくれます。
他のアプリとの相性
導入する時には、他のShopifyアプリとの相性も考えましょう。Shopifyアプリ同士で相性が悪い場合には、エラーが起こってしまったり、うまく機能しなくなる可能性があります。一度導入して相性が悪いと判断したら、他のアプリの導入を検討しましょう。
料金
基本的にShopifyアプリは無料で導入できるものがほとんどですが、一部有料のアプリもあります。ランニングコストがかかる場合もあるので、予算に合わせて導入を検討しましょう。
自社に合ったShopifyアプリを導入しよう!
Shopifyアプリは豊富なラインナップが揃っていますが、だからこそ取捨選択が重要です。自社のShopifyサイトの目的に合ったShopifyアプリを選びましょう。アプリを導入する前に、「どんな機能が必要か」「どういった実装をしたいか」など、イメージを固めておくことも重要です。
機能だけでなく保守サポートなどのサービスも含めて、しっかりと検討していきましょう。