こんにちは、Sakurabookチームです。今回は、「Shopify Online Store 2.0(OS2.0)」について、特徴やメリットなどをご紹介したいと思います。Shopifyをご利用中の皆様、特に以前のテーマ(レガシーテーマ)をご利用中の皆様にお読みいただきたい内容となります。
特に今回注目したいのはテーマの柔軟性やパフォーマンスの向上、それに加えて、OS2.0のテーマにしか導入できない重要なShopifyアプリついてです。例えば、ShopifyFlowを使ったFlowアプリ同士の連携や自動化、Shopifyサブスクリプションによる定期購入の導入、メールマーケティングに最適なKlaviyo、そしてもちろんカレンダー予約アプリの「Sakurabook」も、Shopify Online Store 2.0テーマ対応アプリとなっています。
「OS2.0テーマでこんなことができるんだ」という機能やメリットを具体的にご紹介しますので、ぜひご覧ください。
Shopify Online Store 2.0の概要
Shopify Online Store 2.0は、2021年にリリースされた新しい仕様の「Shopifyテーマ」です。この新しい2.0バージョンでは、デザインの柔軟性やパフォーマンスの向上に加えて、多くの新機能が導入されています。これにより、より高度なカスタマイズと効率的な運営が可能になります。
1. 柔軟性とカスタマイズの向上
ブロックベースのテーマ構造
Shopify Online Store 2.0の最大の特徴の一つが、ブロックベースのテーマ構造です。従来のテーマでは限られたセクションのみがカスタマイズ可能でしたが、新しいテーマ構造では、ページ全体を構成する各要素をブロックとして管理できます。これにより、より自由なレイアウト設計が可能になり、ブランドの個性を存分に表現するオンラインストアを構築できます。
テーマカスタマイズ
Shopify Online Store 2.0では、テーマのカスタマイズを視覚的な操作画面で行うことができます。旧テーマでは、商品ページやコレクションページなどをカスタマイズする際に専門的なコーディングスキルが必要でした。しかし、Shopify Online Store 2.0では、コードを直接編集せずに、視覚的な操作画面でブロックの配置などを行うことが可能です。
商品ページやコレクションページもカスタマイズ可能
Shopify Online Store 2.0では、商品ページやコレクションページもカスタマイズすることが可能です。ホームページ、商品ページ、ブログページなどをそれぞれカスタマイズできるため、より自由度の高いデザインができるようになっています。
2. パフォーマンスの向上
ページ読み込み速度の改善
オンラインショッピングにおいて、ページの読み込み速度は非常に重要です。Shopify Online Store 2.0では、パフォーマンスが大幅に向上し、ページの読み込みが速くなっています。これにより、顧客の離脱率が低減され、ショッピング体験が向上します。特に画像や動画などのメディアコンテンツが多いストアにおいて、その効果は顕著です。
SEO対策の強化
ページ読み込み速度の改善はSEO対策にも直結します。検索エンジンは高速で読み込み可能なサイトを優先的に表示するため、Shopify Online Store 2.0に移行することで、検索エンジンランキングの向上が期待できます。これにより、オーガニックトラフィックの増加を図ることができます。
モバイルフレンドリーなデザイン
現在、多くのユーザーがモバイルデバイスからオンラインショッピングを行っています。Shopify Online Store 2.0は、モバイルフレンドリーなデザインを標準装備しており、どのデバイスからアクセスしても快適なショッピング体験を提供します。レスポンシブデザインにより、画面サイズに応じて自動的に最適化されるため、ユーザーエクスペリエンスが向上します。
3. 新しいテーマの利用
Shopify公式の新テーマライブラリの紹介
Shopify Online Store 2.0では、Shopify公式の新テーマライブラリが利用可能です。これにより、最新のデザインテンプレートを簡単にインストールし、カスタマイズすることができます。新しいテーマは、モダンで洗練されたデザインが特徴で、ブランドの魅力を引き立てるストアを簡単に構築できます。
簡単なテーマのインストールとカスタマイズ
テーマのインストールとカスタマイズは非常に簡単です。数クリックでテーマをインストールし、ドラッグアンドドロップ編集やカスタマイズオプションを利用して、自分のブランドにぴったりのデザインに仕上げることができます。これにより、初心者でもプロフェッショナルな見栄えのオンラインストアを手軽に作成できるため、ストアの立ち上げが一層スムーズになります。
Shopify 2.0でしか使えない重要なアプリ
Shopify Online Store 2.0に移行することで利用可能になる、重要なアプリケーションについて、いくつかの例をご紹介します。これらのアプリは、OS2.0テーマならではの機能となります。
1. Shopify Flow
Shopify Flowとは?
Shopify Flowは、オンラインストア運営のさまざまなプロセスを自動化するための強力なツールです。在庫管理、注文処理、マーケティングキャンペーンなど、日常業務の多くを自動化することで、ストア運営を大幅に効率化します。
自動化のメリット
Shopify Flowを利用することで、手動で行っていたタスクを自動化し、時間と労力を節約できます。例えば、在庫が一定数を下回った際に自動で再注文を行う設定や、特定の条件を満たした顧客に対して自動でメールを送信する設定などが可能です。
2. Shopifyサブスクリプション
サブスクリプションビジネスの成長
サブスクリプションモデルは、定期的な収益を確保し、顧客との長期的な関係を構築するための効果的なビジネスモデルです。Shopify Online Store 2.0では、このサブスクリプションビジネスを簡単に導入・管理するための機能が強化されています。
Shopifyサブスクリプション機能の紹介とメリット
Shopifyサブスクリプション機能を利用することで、定期購入商品やサービスを簡単に提供することができます。定期的な課金設定や、顧客が自身のサブスクリプションを管理できるポータルを提供することで、顧客体験が向上し、サブスクリプションビジネスの成功を支援します。
3. Klaviyo
Klaviyoとは?
Klaviyoは、Shopifyなどのeコマースプラットフォーム向けのメールおよびSMSマーケティングツールです。顧客データを活用して個別にカスタマイズされたメールやSMSキャンペーンを作成・送信でき、セグメント分け、自動化、A/Bテストなどの機能が備わっています。これにより、顧客との関係を深めたり、リピート購入を促進したり、売上を最大化することが可能です。
メールマーケティングの重要性
メールマーケティングは、顧客との関係を深めるための重要な手段です。Klaviyoを利用することで、ターゲットを絞った効果的なキャンペーンを実施し、顧客エンゲージメントを高めることができます。
Klaviyoの機能と利点
Klaviyo機能には、プロフェッショナルなデザインテンプレート、顧客行動に基づいたトリガーメール、詳細なキャンペーン分析ツールなどがあります。これらの機能を活用することで、メールマーケティングの効果を最大限に引き出すことができます。
Shopify Online Store 2.0とSakurabookの組み合わせ
私たちの提供するSakurabookも、Shopify Online Store 2.0テーマ対応のアプリです。そのため、ページ内の様々なところに自由に予約カレンダーを設置できるなど、柔軟性の高いアプリケになっています。
さらに、Shopify Online Store 2.0ならではの、他のアプリと組み合わせることで、様々な展開を実現できます。
SakurabookとShopify Flowによる自動化
Shopify Flowと組み合わせることで、予約受付後のフォローメールやリマインダーを自動化することができます。これにより、顧客とのコミュニケーションがスムーズになり、リピーターの増加や顧客満足度の向上が期待できます。
例えば、予約が完了した際に自動で確認メールを送信し、予約日の前日にリマインダーメールを送信する設定を行うことができます。これにより、顧客が予約を忘れることなく、予定通りにサービスを利用することができます。
SakurabookとShopifyサブスクリプションの組み合わせ
SakurabookとShopifyサブスクリプションを活用することで、定期予約や定期サービスの提供が可能になります。例えば、月額制の会員サービスやオンラインレッスンなど、定期的な予約が必要なビジネスにおいて、Sakurabookとサブスクリプション機能を組み合わせることで、顧客管理が非常に楽になります。定期的な収益を確保しつつ、顧客との長期的な関係を築くことができます。
可能性は無限大!様々なビジネスに適した予約サイトを実現できます。
Shopify Online Store 2.0による、Sakurabookと他のShopifyアプリとの組み合わせは、無限大の可能性を持つと言っても良いでしょう。ご紹介した他にも様々なアプリを組み合わせることが可能で、他の予約システムではなかなか実現が難しい機能も、Sakurabookなら実現できる可能性が多いに広がっています。
Shopify Online Store 2.0への移行方法
それでは、Shopify Online Store2.0への移行方法について解説します。
事前準備
1.0から2.0への移行は、Shopifyサイトのアーキテクチャ(基本構造)そのものを大きく変えることになります。そのため、しっかりと事前準備を行っておく必要があります。
まずは現在のストアの状態を分析することです。現在どんなテーマを使っているのか、使用中のアプリは何か、どのようなカスタマイズを行っているのか、といったデータを詳細に分析し、2.0への移行に伴う影響を明らかにします。
場合によっては、1.0から2.0への移行により、サイト構造やデザインコンセプト、アプリなどの機能について、今までとまったく異なるものに作り替える必要が生じる場合もあります。
実際にどの程度の作業が必要になるかは、こうした影響範囲の大きさや、サイトの規模によっても大きく変わります。したがってまず 事前準備として2.0の移行による影響や、必要な作業の規模などを、しっかりと見積もっておくことが重要です。
他にも、既存のデータのバックアップを取ることや、 移行先の2.0対応 テーマの選定、アプリの選定など、あらかじめ準備として行っておいた方が良いでしょう。
Shopify Online Store2.0への移行の手順
それでは、Shopify Online Storeを1.0から2.0に移行する手順について、各ステップを簡単にご紹介します。
1. テーマの選択とカスタマイズ
まず、Shopify Online Store 2.0に対応したテーマを選択します。Shopifyテーマストアで「Online Store 2.0対応」と記載されているテーマを探しましょう。選択したテーマをインストールし、必要に応じてカスタマイズします。
2. 既存テーマのバックアップ
移行作業を始める前に、現在使用しているテーマのバックアップを取ります。これにより、問題が発生した場合に元の状態に戻すことができます。
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Shopify管理画面で「オンラインストア」→「テーマ」を選択
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「現在のテーマ」セクションのアクションメニュー(...)から「複製」を選択
3. 2.0テーマのインストール
新しいテーマをインストールし、プレビューを確認します。
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Shopifyテーマストアで2.0対応テーマを選択
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「テーマを追加」ボタンをクリックし、インストール
4. コンテンツの移行
既存のコンテンツを新しいテーマに移行します。これには、以下の要素が含まれます。
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画像やメディアファイル
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商品ページやコレクションページ
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カスタムコード(必要に応じて)
5. アプリの互換性確認
使用しているアプリが新しいテーマと互換性があるか確認します。アプリによっては、設定の再構成やアップデートが必要な場合があります。
6. テストとプレビュー
全ての移行作業が完了したら、新しいテーマでサイト全体をテストし、問題がないか確認します。特に、以下の点を重点的にチェックします。
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ページのレイアウトやデザイン
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ナビゲーション
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フォームやボタンの動作
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レスポンシブデザイン
7. 公開
移行が完了し、全てのテストで問題がないことを確認したら、新しいテーマを公開します。
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Shopify管理画面で「オンラインストア」→「テーマ」を選択
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新しいテーマのアクションメニュー(...)から「公開」を選択
まとめ:Shopify Online Store 2.0への移行は必須
今回は、Shopify Online Store 2.0について、その重要性や、対応アプリのご紹介、移行の具体的なステップなどをお届けしました。
Shopify Online Store 2.0への移行は、必要不可欠のプロセスだと言っても過言ではありません。1.0テーマを使い続けていると、機能性やサイトの安定性、メンテナンス性、集客力など、様々な面で事業環境に取り残されてしまう恐れがあります。
まだ1.0テーマをご利用中の皆様におかれては、この機会にぜひ、2.0テーマへの移行をご検討いただければと思います。
Shopify Online Store 2.0テーマへの移行・導入設定サービスをご提供いたします
弊社では、Shopify Online Store 2.0への移行・ 導入設定 サービスをご提供しています。この移行作業は、 専門的な技術も必要になります。
そこで、Shopifyエキスパート認定を持つ弊社の専門スタッフが、Shopify Online Store 2.0への移行・導入設定を、責任を持って実施させて頂きます。
詳細については、以下のページをご覧ください。
⇒Shopify Online Store 2.0テーマへの移行・導入設定サービス