Shopfyは世界170万人以上の事業者に活用されている最大級のECサイトです。
カスタムの自由度が高いため、自社ならではのECサイトを構築できることから人気があります。
自社ECを運営する上で生じる悩みと言えば、オンライン上の集客が挙げられます。
今回はGoogleなど検索エンジンで自社サイトを上位表示させる「SEO対策」に注目し、上手くいかない原因やShopfyでもできるSEO対策について解説していきます。
今後Shopfyを活用して自社ECの運営を考えている、または既に運営しているがあまり集客できていない方はぜひご参考ください。
ShopfyサイトにおけるSEO対策の必要性
Shopfyで構築したECサイトでもSEO対策は必要です。
まずはSEO対策の基礎知識と、Shopfyでも対策が必要な理由について解説します。
SEO対策とは
SEO対策は、自社のWebサイトをGoogleなどの検索エンジンによる検索結果で露出を多くさせるための対策です。
検索エンジンに認識されやすいように最適化を図ることで、特定のキーワードで検索した際にサイトが上位表示されやすくなり、ユーザーが求める情報や自社の情報を正しく伝えることができます。
各検索エンジンは、検索したユーザーにとって有益な情報を提供してくれるサイトを上位表示します。
Webサイトは上位に表示されるほどユーザーの目にも留まりやすくなり、結果アクセス数の増加や集客アップといった効果が期待できるのです。
ShopfyサイトでもSEO対策が重要
Shopfyで構築したECサイトも自社サイトになります。
他の誰かが宣伝してくれるわけではないため、自ら行動しなければ集客も伸び悩んでしまうでしょう。
ユーザーの多くはGoogleの検索機能を使い、欲しい商品や解決したい悩み、利用したいサービスなどの情報を収集しています。
例えば家具を通販で購入したいユーザーなら、「家具 通販」や「インテリア 通販」などと検索するでしょう。
その時、検索結果に自社が運営する家具のECサイトが上位表示されれば、アクセスや購入してもらえる可能性も高くなります。
集客につなげていくためにも、検索結果に自社のECサイトが表示されるようにSEO対策をしていく必要があります。
ShopfyでできるSEO対策【基本編】
ShopfyでできるSEO対策は色々とあります。
まずは最低限押さえておきたいSEO対策の基本についてご紹介しましょう。
「タイトル」と「説明」を設定する
ストア全体と商品ページ・ブログページなどの個別ページの編集画面に、「検索結果のプレビュー」という項目があります。
そこでページタイトルや説明(ディスクリプション)の設定が可能です。
ページに適したタイトル名を設定することで、検索エンジンの結果にも表示されやすくなります。
ユーザーが商品を検索する際に使用しそうなキーワードを想定し、それを含むタイトル名にすると良いです。
また、説明も同様にキーワードを含みつつ、150文字程度にページの内容を要約しましょう。
ディスクリプションは県さ菟エンジンが重視する項目の1つでもあるため、なるべく文章の使い回しは避けて個別に設定してください。
SEO向けのShopfyアプリを導入する
ShopfyはShopfyアプリストアを通じて機能をカスタマイズできます。
アプリストアにはSEOに特化したアプリもあります。
代表的なものだと、キーワードの選定やタイトル・メタディスクリプションの最適化、エラー項目の抽出・修正などが行える「SEO Manager」、SEO対策での問題点の洗い出しと解決策の提示、彩都の監視を行ってくれる「Plug in SEO」が挙げられます。
特にPlug in SEOの有料プランには、ある程度のSEO自動最適化機能もあるため非常に便利です。
ただし、これらのアプリを導入しても必ず上位表示されるわけではありません。
重要なのはツールを上手く活用し、SEO的に有利なコンテンツを作っていくことです。
Googleアナリティクス、Googleサーチコンソールの連携
Googleが提供する高機能SEOツール「Googleアナリティクス」と「Googleサーチコンソール」は、どちらもShopfyに連携させておきましょう。
上記でご紹介したShopfyアプリを通じて、これらのツールを連携設定できます。
注意したいのは、2つのツールを設定してもSEO対策ができるわけではない点です。
あくまでもSEO対策を施すためのデータ収集ツールであり、検索ユーザーの属性やニーズの可視化は可能ですが、そのニーズに応える商品・コンテンツの展開が必要です。
ブログ機能の活用
検索エンジンはサイトの内容を読み取って理解して評価しており、サイト内の「文章」も評価対象に含まれています。
商品ページだけのECサイトだと十分な文章コンテンツを盛り込むことが困難な為、ブログ機能を活用してみましょう。
ブログ記事は適当な内容ではなく、自社やサイト、商品に関するSEO的に有利な内容が求められます。
では、SEO対策としてどんな内容のブログを書けばいいのかは、上記でご紹介したGoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールで収集したデータが参考になります。
ShopfyサイトのSEOがうまくいかない4つの原因と対策方法
上記のような基本のSEO対策をShopfyサイトで取り組んでも、なかなか成果が出ない場合もあります。
SEOがうまくいかない理由には主に4つの原因があるので、それぞれの対策方法をご紹介しましょう。
サイト開設から1年は下積み期間
Googleでは新規サイトに対して評価期間を半年ほど設けており、この期間中は検索結果に表示されにくくなっています。
また、SEO対策の成果は一般的に半年から1年はかかると考えてください。
Webサイトの情報を取得して検索データベース化している巡回プログラム(クルーラー)が新規サイトやページを認識するまでには、一定の時間を要します。
そのため、サイトが適切に評価されるまで約1年の運用が必要となるのです。
開設から1年間は下積み期間だと考え、自社サイトをしっかり運用していくことが重要です。
ユーザーに役立つ情報や読みたくなるコンテンツが不足している
Googleは「ユーザーに歓迎されるコンテンツ」を重視しています。
ただ商品紹介やセールス情報を発信していくのではなく、ユーザーがじっくり読みたくなるコンテンツを作ることがSEO対策では求められます。
運用からそれなりに経つのに成果が出ない場合は、ユーザーにとって役立つ情報や読みたくなるコンテンツが足りず、Googleから評価されていない可能性が高いでしょう。
Shopfyのブログ機能を活用し、定期的にユーザーへ有益な情報を発信してみてください。
オンライン・ユーザーのニーズを捉えきれていない
オンライン・ユーザーのニーズを捉えきれていないと、本当にユーザーに歓迎されるコンテンツが作れず、SEO対策もうまくいかない状況になってしまいます。
実店舗と同じユーザーニーズで捉えている場合は注意しましょう。
オンラインと実店舗では同じ商品を取り扱っていてもニーズが異なってきます。
オンライン・ユーザーのニーズを確認するならGoogleサーチコンソールの活用がおすすめです。
Googleサーチコンソールの「検索パフォーマンス」→「クリエ」から、どんなキーワードでユーザーが検索しているのか特定できます。
クリエの情報からどんなニーズがあるのかをある程度確認できるため、ユーザーニーズに応えられるコンテンツも作れるようになるでしょう。
競合の多いコンテンツばかり配信している
需要があるとは言え、競合サイトが多いコンテンツばかり配信している状態だと競合に埋もれてしまい、検索エンジンに表示されにくくなってしまいます。
競合と差をつけるために、自社ならではの独自性の高いブログ記事を書いたり、ロングテールキーワードを狙ってコンテンツを配信したりするなどの工夫をしましょう。
ロングテールキーワードとは、検索するユーザー数は少ないものの常に一定の需要があるキーワードを指します。
記事内にロングテールキーワードを取り入れるとビッグキーワード以外で上位表示されやすくなり、アクセス数も集められます。
ただし、爆発的にアクセス数が上がるわけではないため、地道にコンテンツを積み上げていくことが大切です。