【活用例】オーダースーツの採寸予約とEC通販のオムニチャネルをSakurabookで実現

【活用例】オーダースーツの採寸予約とEC通販のオムニチャネルをSakurabookで実現


こんにちは、Sakurabookチームです。今回はオーダースーツの扱うお店の来店予約と、スーツのオンライン通販の『オムニチャンネル販売』を、Sakurabookで実現する活用例についてご紹介したいと思います。

オムニチャンネル販売とは、簡単に言えば、オンラインショップと実店舗、両方でビジネスを展開する戦略です。こうしたオムニチャネル販売は、オンラインとオフラインの世界がシームレスに繋がる現代社会では、多くの企業にとって必須の戦略となりつつあります。しかし、オムニチャネル販売を効果的に行うためには、効果的なツールやシステムの活用が欠かせません。

そこで今回は、オムニチャンネル販売の具体例として、オーダースーツのショップに注目しながら、どのようなシステムが必要なのか確認していきましょう。そして一見すると難しそうに思えるオムニチャンネル販売が、Sakurabookの活用によって、どのように実現できるのかを、ご案内していきます。

一部の大企業でしか実現不可能だと思えそうなオムニチャネル販売が、小規模事業者でも実現できる現実的なソリューションになります。

オムニチャネル販売とは?

まず最初に、改めてオムニチャンネル販売とはどのようなものなのか、確認して行きましょう。

冒頭で少しご紹介した通り、オムニチャンネル販売は、オンラインショップと実店舗の両方で商品を販売する戦略です。実際には、例えば実店舗と言っても自社でお店を構えるのではなく、レンタルスペースを借りて期間限定で出店する「ポップアップストア」や、さまざまな即売会・展示会、百貨店の催事などイベントに出店するといった方法もあり、実際は多種多様です。

オンラインと実店舗とを切り分けて考えるのではなく、どちらもフルに活用することで、ビジネスの機会を最大化していく戦略です。

オムニチャネル販売のメリット

それでは、オムニチャンネル販売にはどのようなメリットがあるのでしょうか?簡単に確認してみましょう。

  1. 販売機会の拡大:オンラインとリアルとの両方に進出することで、どちらか片方では得られない販売機会を得ることができます。オンラインとオフラインの販売を組み合わせることで、クロスセルやアップセルといった販売戦略の幅も広がります。
  2. 新規顧客の開拓:お客様の中には、オンラインでショッピングをしたい方もいれば、実店舗でお買い物をしたい方もいます。そうした様々なお客様のどちらにもアプローチできる点が、オムニチャンネル販売の大きなメリットの一つです。
  3. 顧客関係の強化:オムニチャンネル販売は、お客様との関係を深めるのにも役立ちます。オンラインショップでいつもご利用いただいているお客様に、実店舗にもご来店いただくことで、顔の見える関係性と深めていくこともできるでしょう。

オムニチャネル販売の難しさ

一方で、オムニチャネル販売にはさまざまな難しさもあります。

  1. システム統合の難しさ:オムニチャネル販売を実現するためには、オンラインでの販売と、オフラインでの販売、両方のシステムを統合する必要があります。決済情報や顧客情報、在庫情報など、さまざまな情報をリアルタイムに連動させていく必要があるため、高度なシステムが必要になります。
  2. 在庫管理の難しさ:特に難しくなるのが在庫管理です。複数のチャネルで在庫をリアルタイムに把握し、管理することは非常に困難です。各チャネルでの在庫情報が常に一致していることが求められますが、これは在庫の動きが激しい場合、特に難しくなるでしょう。
  3. 実現に必要なリソース:こうした高度なシステムを必要とするオムニチャネル販売を実現するためには、資金や専門人材など、さまざまな経営リソースが必要になるのが一般的です。こうしたリソースをいかに調達するか、そしていかにシステムを運用して行くかといった点も、大きな課題になりがちです。

このようにオムニチャンネル販売は、「実現できれば非常に強力で効果的ではあるものの、そのために超えるべきハードルが非常に高い戦略」だというのが、一般的な認識だと言えるでしょう。

しかし、Sakurabookと『スマレジ』を活用することで、このオムニチャンネル販売が、中小事業者でも現実的に実現できる選択肢になります。

オムニチャネル販売を実現する『スマレジ』

オムニチャネル販売の実現にあたって重要になるツールが、これからご紹介する『スマレジ』です。

スマレジは、iPadやiPhoneを使った高機能クラウドPOSレジシステムです。基本のレジ機能は無料で利用でき、売上分析や在庫管理などの必要な機能を備えています。キャッシュレス決済やセルフレジ、免税対応など多様な機能があり、外部システムとの連携も可能です。

わかりやすいイメージを簡単にご説明すると、身近なiPhoneやiPadがPOSレジになるシステムだと考えてください。そして取り込んだ商品データや決済・販売データなどの情報は、ネットを通して他の販売チャンネルとも連動します。もちろん、Shopifyで作成したECサイトとも連携することができます。

例えば、実店舗で商品が一つ売れたら、同じ商品の在庫をECサイトからも一つ減らす、といったことがリアルタイムで自動的に行われます。

また、豊富な決済手段にも対応しており。クレジットカードや電子マネー、Suicaなどの交通系カード、PayPayなどQR決済にも対応しています。

基本的な機能であれば無料で使うことができるのも大きなメリットです。

オーダースーツショップの事例でわかる、『スマレジ』とSakurabookの連携によるオムニチャネル販売の実現

それは具体的にオムニチャンネル販売で何ができるようになるのか、オーダースーツのショップを例に、ご説明していきましょう。

オーダースーツショップに必要なオムニチャネル

オーダースーツショップは、オムニチャネル販売が必須のビジネスモデルであると言えるでしょう。オーダースーツを制作するためには、お客様一人一人に合わせた採寸が必要です。制作したスーツそのものはオンラインで通販することはできても、採寸サービスのためにお客様にご来店いただく必要が必ず発生するからです。

逆に言えば、一度採寸を済ませてしまえば、あとはお好みのデザインのスーツをオンラインで選んでいただいて、サイトからご注文を頂戴する形で、お客様にご足労いただくことなく、オーダースーツを販売することができるようになります。

Sakurabookとスマレジで実現する、採寸の予約から購入までのフロー

それでは、こうしたオーダースーツのオムニチャンネル対応を、Sakurabookとスマレジでどのように実現できるのか、簡単にそのフローをご紹介しましょう。

  1. 採寸の予約: お客様はSakurabookを使用して、店舗での採寸の予約を行います。
  2. 店舗での採寸: お客様が店舗に来店し、スタッフが採寸を行います。
  3. 採寸が終わった後、その場でスーツを購入する場合も、後日オンラインショップで好みのスーツを選んで購入する場合も、どちらも『スマレジ』で決済されます。そのため、購入情報や在庫情報などが、オンラインショップと実店舗とで連動し、一元化されます。
  4. リピート購入: 一度採寸を済ませたお客様は、再度店舗に来ることなく、オンラインで新しいスーツを購入できます。

このようなフローを確立することで、店舗は新規顧客を獲得するだけでなく、リピート購入も促進されます。さらに、採寸データを活用したパーソナライズされたマーケティングが可能になり、顧客ロイヤルティも向上します。

Sakurabookとスマレジのオムニチャネルで実現する受注戦略の拡大

オムニチャネル販売の成功は、単に多くのチャネルで商品やサービスを提供するだけではありません。それ以上に重要なのは、各チャネルが連携し、顧客に一貫した体験を提供することです。Sakurabookは、この点で非常に有用なツールとなります。

具体的な戦略

  1. 初回来店促進: Sakurabookの予約機能を活用して、初回来店を促進するキャンペーンを展開します。
  2. データ活用: 採寸データや購入履歴をスマレジと連携させ、パーソナライズされたマーケティングを行います。
  3. リピート購入の促進: 一度採寸を済ませた顧客に対して、新商品のお知らせや特別割引を提供します。

ビジネスへの影響

このような戦略を採ることで、新規顧客の獲得からリピート購入、さらには口コミによる拡散まで、ビジネス全体が拡大します。Sakurabookは、そのすべてのプロセスをスムーズに、効率的に管理するための鍵となります。

まとめ:Sakurabookによる来店予約とスマレジでオムニチャネル販売を実現

オムニチャネル販売は、現代のビジネスにおいて避けて通れない戦略となっています。しかし、その成功には適切なツールと戦略が不可欠です。今回は、『スマレジ』とSakurabookを用いたオーダースーツショップのオムニチャネル販売戦略を詳しく解説しました。これらのツールを活用することで、新規顧客の獲得からリピート購入、さらにはビジネスの拡大まで、多くのメリットが得られます。

Sakurabookによる来店予約と『スマレジ』は、オムニチャネル販売の実現するための最適なソリューションだと言えるでしょう。

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